山紫水明の古都マンダレー
マンダレーの象徴は、何と言ってもまず美しい外濠に囲まれた王城址である。朝靄(あさもや)の中 から現れる王城址は、まさに一つのファンタジーといってよい。この王城の北側に多くの寺院やパ ゴダがあり、その北方にビルマ仏教の聖地マンダレー・ヒルがそひえている。 王城の北側には、崩れかけたフマンヤン僧院、シュエナンドウ僧院などがあり、アラウンハヤ朝(一 七五二〜一八八五年)のミンドン王が第五回仏典結集の紀念に建てたクトゥドゥ・パヤが、白亜の塔 を美しく輝かせている。 マンダレー・ヒルも東西南北から登れるようになっていて、その南側頂上直下に、高さ十メートルほど の大仏がある。頂上のパゴダを中心に丘全体が巨大な一つのパゴダとなり、所々に僧院が営まれて いるのである。 |
1 | 外濠に影を映した王城の美しさは、いかにも古都の風情をたたえている。 |
2 | 「ここが王城の地である」と指さしているマンダレー・ヒルの大仏。 |
3 | 王城の北方にそびえるマンダレー・ヒルは、丘全体が一つのパゴダと見られている。 |
4 | 丘に登っていくと、所々に美しい娘たちか塔や仏に捧げる花を売っている。 |