シギリヤの岩山と古都ポロンナルワ
コロンボから、ヘリコフターで北東へむかうと、約四十分(百六十三キロ)でシギリヤの上空にさしかかる。 五世紀後半に十八年間だけ栄えた町である。父王を生き埋めにして王位を奪い、アヌラーダフラからこ こに逃れたカシャハ王子が、高さ約百八十メートルの岩山に建てた王宮址が見える。ここに登る途中の 岩壁に、有名な「シギリヤ・レディ」のフレスコ画がある。 そこからさらに東方へ五十キロ進むと、古都ホロンナルワに着く。ここは十〜十二世紀にシンハリ朝の都 が置かれたスリランカ第二の都である。十二世紀に全盛期を迎えたハラクラマ・バフ王は、ここに多くの石 造建築物を残した。 ガル・ビハラの巨大な涅槃仏や円形寺院バタダーゲ、スリランカ最大の大寺院ランカティラカ、壮大な宮殿 址などがある。 |
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