タイの京都、チェンマイ


 バンコクの北方約八百キロにあるチェンマイは周囲を山で囲まれた古都である。十三世紀以来、
 
長い間ランナ-タイ王朝の首都であったこの町には、多くの古寺とパゴダが残存している。
 チエンマイの北西約十五キロに壮麗な山の寺があり、ここからさらに三十分、細い山道を登ると、
 メオ族の部落がある。メオ族は焼畑農耕で暮らし、狩猟を得意としていた。


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1  山の寺は北部タイの中心寺院の一つ。高さ一七六七メートルの山頂にある。
2  ワット・クー.タオ。五百年前創建。ビルマ風のパゴダが建っている。
3  チェンマイ市内のワット・チュリロ。塔は崩れかかっている。

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