カイロ周辺の史蹟
カイロの周辺には、多くの史蹟がある。まずギザには有名な三大ピラミッドがある。クフ王の ピラミッドとスフィンクスは、やはり近づいて手で触ってみると感激する。その南方のサッカラ には、ジェセル王の階段ピラミッドや南北のマスタバ墳群、ウナス王、セケムケト王のピラミッ ドなどがある。ルクソールが新王国時代の遺跡の宝庫なら、ギザ、サッカラは古王国時代の 宝庫である。最初の興隆期のエジフト王や庶民の姿を、ギザ、サッカラのビラミッドやマスタ バ墳は、来世での生活を祈る記念物の中に示しているのである。 早大考古調査隊が発掘しているフスタートは、カイロの南郊にあり、六四二年、アラブ軍の将 軍アムルが、エジプトを攻略して建てた町である。ここは十二世紀の中頃、第二次十字軍来 襲の際、焦土戦術で焼き払われた。 フスタートが注目されたのは、ここからおぴただしい中国陶磁が出土したためである。これは 南海路がはるばる華南とエジプトを結んでいた明白な証拠である。 |
|
|
||||||
ソ連 トルキスタン | チムール大帝の都サマルカンド | ブラハ汗国の王城址 | ヒワ汗国の旧都 | |||
アフガニスタン | 文明の十字路 | バーミヤンの谷 | 聖地マザリシャリフヘ | |||
ガズニ朝の遺跡 | ヘラートの城砦 | 幻の理想郷ヌリスタン | ||||
イラン | マシャドからシラーズへ | アケメネス朝の大宮殿ベルセポリス | ナクシュ・イ・ルスタムとパサルガダエ | |||
花の都イスファハン | ビストゥンの磨崖碑 | |||||
トルコ | アナトリア高原の遺跡 | 巨大なロ-マの遺跡エフェソス | 欧亜の架け橋イスタンブール | |||
レバノン | バールベックの廃墟とシドンの海の城 | |||||
エジプト | ヘレニズムの古都アレキサンドリア | フスタートからカイロヘ | カイロ周辺の史蹟 | |||
古都テーべの栄華を語るルクソール | ||||||
チュニジア | カルタゴの廃墟と聖地カイラワン | |||||
モロッコ | 生きた中世都市フェズ | |||||
スペイン | イスラムの都、コルドバとグラナダ | 難攻不落の要塞トレド | ||||
|